コンクリート壁の隙間から差し込む細い光の筋

TRACE

光と影の、その間に。

SCROLL
海を望む傾斜地に建つコンクリート住宅、大きな開口部から朝日が射し込む

土地の記憶を、構造に刻む。

傾斜・風圧・光の角度。敷地が持つすべての物理を、一棟の建築に結晶させる。

TRACEは「痕跡」を意味する。地形に刻まれた水の道筋、季節が描く影の軌跡、そこに暮らす人の動線——すべての痕跡を読み解くことから設計は始まる。規格化された美しさではなく、その土地でしか成立しない必然としての建築を、素材の手触りから空間の呼吸まで一貫して設計する。

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コンクリート表面に転写された型枠の木目模様、経年による微かな苔の付着

素材は、嘘をつかない。

竣工の日が最も美しい建築は、翌日から衰退が始まる。

コンクリートは雨に打たれて深みを増す。無垢の杉板は紫外線で銀灰色に枯れ、手の脂で飴色に育つ。鉄は酸化の被膜で自らを守り、硝子は朝と夕で異なる空を映す。

TRACEが扱う素材は、すべて「10年後に初めて完成する」ものだけを選ぶ。設計とは、時間という共同制作者を招き入れる行為にほかならない。施主とともに素材に触れ、光の中で色を確かめ、雨の日に質感を見定める——その対話の蓄積が、替えの利かない一棟を生む。

PROJECTS

光が、空間を書き換える。

一棟の建築は、一日に四つの顔を持つ。

朝日が差し込むコンクリート壁のリビング、光の矩形が壁に投影されている
01

朝の光

鎌倉の住宅2024

天窓からの直射光がコンクリート階段に鋭い幾何学的な影を落とす
02

昼の影

軽井沢の美術館2023

夕焼け空にシルエットとして浮かぶ山荘、室内の暖色光が窓から漏れる
03

夕暮れの輪郭

葉山の山荘2022

夜の水盤に映り込むコンクリート住宅、間接照明が壁面を柔らかく照らす
04

夜の灯火

熱海の水盤住宅2021

この建築の設計過程を聞く

混沌から、構造へ。

あらゆる可能性を散らし、対話で収束させる。それが設計という行為の全貌。

一棟の建築が生まれるまでに、数百枚のスケッチが描かれ、数十個の模型が壊される。敷地に立ち、風を読み、光を追い、地層を掘る。散逸する無数の断片を、ひとつの構造体に収束させる行為——それがTRACEの設計。この画面でスクロールを止めてほしい。パーティクルがグリッドに戻る瞬間、設計の呼吸を体感している。

一棟の建築は、一通の手紙から。

土地の写真と、暮らしの断片をひとつ。それだけ持って、会いに来てください。

初回面談は無料です。設計契約の前に、まず土地を一緒に歩きます。朝と夕方、二度訪れます。光の角度、風の道、隣地との距離感——図面には載らない情報を、五感で共有するところから始めます。

TRACE ArchitectureTokyo / Kamakurainfo@trace-arch.jp